花(植物)の 写真と 自然の紹介。自然に詳しい森林インストラクター& 環境カウンセラーが、
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狭山丘陵の春(3)
狭山丘陵ではソメイヨシノの花が終わりに近づく頃、
赤褐色の若葉の開葉とともに咲きはじめる
ヤマザクラの白い清楚な花が目立つようになる。
咲き始めヤマザクラ
咲き始めたヤマザクラ 2008/4/09 狭山丘陵

僅かに芽吹きが始まった雑木林の奥地では、ミツバツツジの花が咲き始める。
芽吹き始めた木々の中で、2〜3m位の幹から細く伸びた枝先に、
薄めのピンクや、紅紫色の花をつけ、
狭山丘陵の、入りくんだ沢沿いの、奥深い林内の斜面を彩っている。
奥地のミツバツツジ
奥地のミツバツツジ 2008/4/09 狭山丘陵

大木の間のミツバツツジ
大木の間のミツバツツジ 2008/4/09 狭山丘陵

ところどころで、早春の雑木林を、うす紅紫色に染めている風情は、
いかにも、魅力的で、美しく、すがすがしい。
雑木林のミツバツツジ
雑木林のミツバツツジ 2008/4/09 狭山丘陵

自然の中で咲く花の美しさは何ものにも変えがたい趣がある。
紅紫ミツバツツジ
紅紫色が美しいミツバツツジ2008/4/09 狭山丘陵


ところどころに常緑樹のアオキの赤い実がきわだつている。
アオキのみ
モミノキのふもとのアオキの実 2008/4/09 狭山丘陵

雑木林の中の路傍では、フモトスミレが、花弁に紫の筋の入った小さな可憐の花を咲かせている。
フモトスミレ咲く
雑木林にフモトスミレ咲く 2008/4/09 狭山丘陵

渓流のタチツボスミレ
渓流沿いのタチツボスミレ 2008/4/09 狭山丘陵


ミツバツツジは庭木として植栽されているのをよく見かけるが、自生地は関東地方から近畿地方にかけての太平洋側の狭い範囲である。
ミツバツツジは枝先に3枚の葉(ときに5枚)が輪生することからつけられた名で、
日本各地にさまざまの仲間が分布し、ミツバツツジ亜族として分類されている。
主に静岡より西の地域ではコバノミツバツツジ、日本海側の多雪地域にはユキグニミツバツツジ、
九州中部のサイゴクミツバツツジ、紀伊半島や四国地方の一部に分布するトサノミツバツツジ、
関東地方から東北にかけての山地に自生するトウゴクミツバツツジ等々、様々である。
トウゴクミツバツツジ
深山のトウゴクミツバツツジ 2005/5/31 軽井沢

ミツバツツジと他のミツバツツジとは、ミツバツツジだけが雄しべが5本であることから見分けられる。
かつて山里では、春の訪れと共にミツバツツジが山の尾根や岩場を紅紫色に彩り、
里山の春の風物詩となっていたが、
最近では盗掘、開発、野山の荒廃などですっかり姿が少なくなってしまったのは
誠に残念である。
狭山丘陵においてもしかりで盗掘や林の荒廃で僅かになってしまった。
最近ではカタクリなどの貴重種とされる植物の維持管理のためのボランティア活動が活発化しているが、
あたかも公園のような、自然の状態から逸脱した管理がされているところも多い。
今後、自然の自生を、盗掘や野山の荒廃から守り、自然の状態で維持していくには、
多くの知識と体験を通した、たゆみない地道な努力が必要となろう。
生物多様性という視点からもきわめて重要なことである。
【2008.04.17 Thursday 15:30】 author : haruo1103
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