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ヤシオツツジの系譜・・・ムラサキヤシオ
ヤシオツツジはアカヤシオ、シロヤシオ、ムラサキヤシオの3種のヤシオツツジがあります。
どの花も気品に充ちた美しい花です。
西上州アカヤシオ
西上州のアカヤシオ 2007/4/30 群馬県 南牧村

アカヤシオは日当たりのよい山地や岩峰に見られるツツジ科の落葉低木で、高さは5m位。
長さ5cm位の広楕円形の葉が、枝先に5個輪生状につき、4〜5月頃、
葉の開葉に先立って、枝先に薄紅色の花を、やや下向きかげんにつけます。
シロヤシオ
ブナ林のシロヤシオ 2006/5/19 群馬県 甘楽郡
 
シロヤシオは、本州(岩手県以南の太平洋側)、四国山地の林内や岩場に見られるツツジ科の落葉低木〜高木で、高さは8m位になります。
長さ4cm位の広楕円形の葉が、枝先に5個輪生状につき、5〜6月頃、
葉の展開と同時に白色の花をつけます。
5個の葉が輪生することからゴヨウツツジの別名があります。
葉も花も清楚で美しいツツジです。
アカヤシオの彩り
濃い紅紫色のムラサキヤシオ 2007/5/19 群馬県 長野原

ムラサキヤシオは、中部地方の日本海側から東北、北海道の山地や亜高山に見られるツツジ科の落葉低木で、高さ2〜3m位。
長さ5cm位の倒卵形の葉が、枝先に輪生状に互生し、5〜6月頃、
葉の開葉に先立つか、同時に、枝先に濃紅紫色の花を2−6個開きます。
ヤシオツツジ(八染ツツジ)とは、紫色の染料に何回もつけて染め上げた美しいツツジの意味があります。
深山に生えるのでミヤマツツジの別名があります。

かつてまだ山の花などには特別興味も持っていなかった若い頃、尾瀬の周辺に岩魚釣りに行ったことがあった。
尾瀬のふもとの片品村に知り合いがいて、尾瀬周辺の谷川を案内してもらった。
季節は6月半ば、登山道から小さな沢沿いを下りて谷川にでる。
6月半ばとはいえ、雪解けが終わったばかり。
尾瀬にも遅い春が訪れ、周辺の木々の芽吹きが始まっていた。
沢沿いを降りていくと、沢に沿って、ぽつんぽつんと咲いている、
葉が大きく、
薄青紫の大きな花をつけた草花に目をうばわれた。
シラネアオイ
雪解けの深山に咲くシラネアオイ 2006/7/19 長野県 栂池

そしてところどころに、大きな葉に可憐な黄色い花をつけたスミレ。
黄菫咲く
雪解けの傾斜地に咲くオオバキスミレ2007/6/5 長野県 栄村

沢沿いの水が浸み出ている地面に、放射状(ロゼット)に広がった葉の中心から花茎を伸ばし、その先についた、球形の花火のような紅色の花。
芽吹き始めた木々の萌黄のなかで、輝くように、ひときわ真紅の爽やかな、艶のある美しいツツジの花。
新緑のムラサキヤシオ
若葉の中で輝くムラサキヤシオ 2007/6/4 群馬県 野反湖

川の岸辺を覆うように、濃紅色の蕾と、清々しいピンクの花をつけたシャクナゲ。
それらは、シラネアオイ、オオバキスミレ、ショウジョウバカマ、ムラサキヤシオ、アズマシャクナゲの花であった。
当時は名前も全く解らず、ただその美しさに感動し、夢中で手持ちのカメラに収めた。
どの花も、雪解けが終わり、芽吹きが始まったブナやミズナラの林の中や、渓流の谷沿いで花を咲かせており、その美しさはひとしおであった。
そのなかでも、芽吹いたばかりの若葉の中で、ひときわ鮮やかで、艶のある真紅紫が目立つムラサキヤシオの美しさは感動そのものだった。

そんな体験から、ムラサキヤシオの花にはやみつきになり、ムラサキヤシオが咲く時期になると、ムラサキヤシオ咲く山々を訪ねるようになり、
同時に野山の花々の写真を撮り歩くきっかけとなった。

その後、赤城山、日光白根、戸隠高原、草津、野反湖、奥志賀など、ムラサキヤシオの花を求めて散策の旅を続けた。

本年2007年は、草津殺生が原、野反湖、奥志賀林道沿いで、ムラサキヤシオと出逢った。
シャクナゲ林のアカヤシオ
シャクナゲ林のムラサキヤシオ 2007/6/4 群馬県 草津

野反湖とムラサキヤシオ
野反湖のムラサキヤシオ 2007/6/4 群馬県 野反湖

ブナ林のムラサキヤシオ
ブナ林に咲くムラサキヤシオ 2007/6/5 長野県 栄村

草津ではアズマシャクナゲ、ハクサンシャクナゲとの混生、
野反湖ではダケカンバ林、
奥志賀ではブナの原生林に咲くムラサキヤシオの花が、
芽吹き始めた若葉の中で、紅紫の濃淡それぞれの彩りで、
個性的で、輝くような、艶のある美しさを発揮していた。

【2007.06.25 Monday 11:55】 author : haruo1103
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