青空に映えるアラマンダ 11月 バリ島 ウブド郊外
アラマンダはバリ島のホテルの中庭や、民家でよく見かける花です。
一年中見られる花のため、
どの時期にバリ島を訪れても見ることができます。
蔓性の樹木で、鮮やかな黄色の大きな花が、
島の青空をバックに咲き誇るさまは、格別の美しさです。
この花もまた、南国の島、バリ島によく似合う花です。
ビラの中庭に咲くアラマンダ 12月 バリ島 ウブド
数年前、バリのウブドのメイン通りからちょっと入った、小さなビラに宿をとった。
周りを田園に囲まれた静かなビラで、夜遅く到着した。
カエルの合唱と、虫の声の中でその夜は眠りについた。
翌朝早く、目が覚め、部屋から中庭に出てみると、
輝くばかりの光の中で、色鮮やかに咲き誇る、さまざまな南国の花、
そして、たわわに実った黄色いココナツ椰子の実に目をうばわれた。
その中で、青空をバックにひときわ鮮やかさの目立つ黄色の大輪の美しい花が、
ひときわ目をひいた。
この花がアラマンダの花であった。
鮮やかな黄花のアラマンダ 11月 バリ島 ウブド郊外
アラマンダはバリ名をスンダ(Sunda)といい、キョウチクトウ科、アラマンダ属の蔓性樹木で、日本名はアリアケカズラといいます。
日本では沖縄でフェンスや垣根などに植栽されているアリアケカズラをよく見かけます。
中南米が原産で、ブラジルのナチュラリィストのALLAMANDにちなんだ名前のようです。
オレンジ色系のアラマンダ 12月 バリ ウブド郊外
花の色は黄色がもっともポピュラーですが、ピンクやオレンジ、薄紫色なども見かけます。
古くからこの植物は薬用として用いられてきたようですが、
バリ島の現地では、観賞用の他、このアラマンダをジャムにし、薬用の咳止めとし、利用するようです。