カンボジア咲く村の通り 11月 ウブド郊外
フランジパニはキョウチクトウ科の中南米原産の樹木の花である。
プリメリアという名称の方が一般的かも知れない。
プリメリアはフランスの植物学者C.Plumierにちなむという。
良い香りの5弁の花で、白、黄、桃、赤の色彩の変化に富んでいる。
バリ島ではフランジパニはカンボジアと呼ばれる。
寺院、市街地、住宅地、庭園などさまざまな場所で見られる。
通りを歩いていると、耳や髪にこの花を飾った女性によく出会う。
エステではバスタブにこの花を浮かべ、香りを誘う。
カンボジアは神に捧げる神聖な花として、バリの儀式には無くてはならない花であり、信仰の花である。
そして癒しの花である。
バリ島の印象はこの花、フランジパニを抜きには語れない。